Essay Writingの技術:Thesis StatementとTopic Sentencesの作り方

 

Academic Essay Writingの授業が今週で終わる。なかなか勉強になったので、自分が学んだことをブログにまとめておこうと思う。

 

自分のとっていた授業は毎週月曜日から木曜日までの4日間、10:00~12:00の2時間が授業時間。2週間ごとに2つの記事を読み、それをベースとした1600ワードのエッセイを完成させる。授業期間は8週間だったので、結局4つのエッセイを書きあげたわけだ。

 

エッセイといっても読書感想文のような文章を書くのではなく、厳格なフォーマットに従った客観的で説得力のある文章が求められている。今回の授業における最大のルールは

 

・エッセイはIntroduction, 3つのBody Paragraph, そしてConclusionにより構成すること

・各Body Paragraphでは2つの記事からの引用を含むこと

 

の2つだったのだが、なぜか最初の2週間ではこれらのルールは明言されず、1枚目のエッセイがC評価で返却されたときに初めてそういった縛りがあることが判明した。その後大学のWriting Centerにも通ってマンツーマンの作文指導を受けて分かったのは、この2つ以外にも数多くのEssay Writingの一般的ルールがあるということだった。

 

 

1. Thesis Statement and Topic Sentences

 

まずはエッセイで書きたい主張を考えなければいけないのだが、このときにThesis StatementとTopic Sentencesという2つの概念が重要になる。

 

Thesis Statement: エッセイ全体の主張もしくは議論をまとめた文章のことであり、Introductionの最後に書く。

Topic Sentence: 各Body Paragraphのキーアイデアをまとめた文章のことであり、その段落の最初に書く。

 

Thesis StatementとTopic Sentencesについては以下のPDFが詳しい。

 

https://www.cmu.edu/gcc/handouts/thesis-topic-sentences-pdf

 

以下述べることはほとんどこのPDFからの引用となる。授業でもこのPDFが参照されていたので、おそらくこのノウハウは一般的に通用するだろう。まずは良いThesis StatementとTopic Sentencesの例を見てみよう。以下引用。

 

 

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Thesis Statement: Andrew Carnegie’s (A) contributions to U.S. manufacturing, personal financial success, and philanthropy often overshadow (B) the tense working conditions, (C) poor wages, and (D) strained labor relations between the steel magnate and the people whose hard work enabled him to spend lavishly.

 

 

Topic Sentence A: Andrew Carnegie’s innovative approach to steel production helped him amass an unprecedented personal fortune from which he could pursue many philanthropic endeavors.

 

Topic Sentence B: Those things for which he is best known [old], however, often overshadow the tense working conditions that his workers had to endure [new].

 

Topic Sentence C: In addition to tense working conditions [old], Carnegie has been criticized for paying his workers inadequate wages [new].

 

Topic Sentence D: Low wages and harsh working conditions [old] strained labor relations between Carnegie and the people whose hard work enabled him to spend lavishly on philanthropy [new].

 

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例からすぐ分かるように、各Topic SentenceはThesis Statementのある一部分に関して言い換えて補足したものになっている。実際に作文する際は順序が逆で、Topic Sentencesを先に作った後、それらを1つのThesis Statementとしてどうまとめるかを考える。自分がTopic Sentencesを作る際に受けた3つのアドバイスはこうだ。

 

・各Topic Sentencesは完全に独立したものではなく、相互に関係している必要がある。

 

上で挙げたTopic Sentence BからDに含まれる[old]と[new]に注目すると、どのTopic Sentenceも前のTopic Sentenceの内容を踏まえたうえで新しいアイデアを述べていることが分かる。これは議論展開のなめらかさを確保するための要請。

 

・Thesis Statementにも使えるようなキーワードを含める。

 

Thesis Statementは単なるTopic Sentencesの総和ではないので、内容に関して若干の取捨選択が必要になる。核となるキーワードが存在していると情報をまとめやすい。上の例でいうとThesis StatementとTopic Sentence Bについてはtense working conditionが共通するキーワードになっている。他のTopic SentencesについてもThesis Statementと(全く同じではないが)意味としては同じキーワードを共有している。

 

・主張は具体的に述べる。

 

このアドバイスを反映させるのが一番難しい。段落全体の主張をまとめる際、ある程度の具体性の欠如は避けられないので、「適当な塩梅で」具体的なTopic Sentencesを作らないといけない。 例えば自分が

 

Modern technology have drastically changed the way of food production, ...

 

という文章を書いた時は、講師から「変化したと書くだけでは曖昧なので、どのように変化したかを書きましょう」と言われて、

 

Modern technology has drastically changed food production into an artificial process, far from a natural order, ...

 

というTopic Sentenceに修正した。

 

 

結局、首尾一貫した十分な長さのエッセイが書けるか否かはTopic Sentencesの出来の良さにかかっている。授業ではエッセイを書き始める前にそのお題に関する文章を読んでいたしTopic Sentencesを思いつくだけの最低限の下地はできていたはずなのだが、やはり一番苦しんだのはうまいTopic Sentencesをひねり出すことだった。その過程で自分が何をしたかというと、

 

1. 素朴なアイデアを色々出してみる。

2. 授業で扱った記事を何度も読み直したり、トピックに関連する言葉や話題をネットで検索したりして、十分な議論に耐えうるもの、相互に関連させられそうなものを選び出す。

3. その後講師や他の人たちの意見を参考にしながら微妙に主張を変えたり表現を洗練させたりしていき文章を完成させる。

 

という感じなので、要するにただひたすら手間暇をかけたというだけ。残念ながらTOEFLなどの試験にすぐ応用できそうなメソッドは見つからなかった。ただ、自分が苦しんだのは今回の授業だけのメインルール「各Body Paragraphは2つの記事からの引用を含まなければならない」に依るところも大きい。数々のアイデアが授業で読んだ記事とうまく結び付けられず没になってしまったから、もしかしたらTopic Sentencesを考える作業というのは本来それほど大変なことではないのかもしれない。

 

 

さて、Topic Sentencesができたら次はそれらをまとめてThesis Statementにするのだが、先に述べたTopic Sentencesに関するアドバイスを守れていればこのプロセスはあまり難しいことではない気がする。キーワードを拾いつつ1~2文に要約すればそれなりのものが出来上がるはず。ただ、自分がよく指摘されていたのは「内容は十分、ただもっと(文法的に/語彙を)洗練させましょう」ということだったので、ここらへんは基本的な英作文力が物を言うのかもしれない。ちなみに洗練させるというのは、シンプルなSVO文を2つ重ねるのではなく、関係代名詞や関係副詞だったりを使って複雑な文章にせよということ。

 

良いThesis Statementは複雑なだけでなく、ユニークで、そして多少のツッコミどころがあるのだという。読者に「なんで?」「具体例は何?」などと思わせることができれば、あとはその質問に答えていくだけでBody Paragraphができていく。

 

 

長くなったので次回に続く。

 

※後からタイトルの間違いを修正したんだけどURLは後から変更できないみたいで残念…

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コメント: 2
  • #1

    (火曜日, 17 7月 2018 11:46)

    勉強になります

  • #2

    Eureka GAP (火曜日, 17 7月 2018 12:51)

    そう言っていただけるのは嬉しいです、続きも2~3日後には公開する予定です。