ずっと悩みの種だったQualifying Examが終わり秋学期が始まった!そして意外なことに試験がかなり良い結果だったと判明した。
Qualifying Examを受けたのは8月最終週のうちの3日間。試験は代数・複素解析・実解析の3つのパートに分かれており、それぞれ必答問題を3問、選択問題を1問解くという形式。合格基準は試験の難易度によってまちまちらしいが、7割とれば十分らしいと聞いた。
実はこの試験は今回を含め3回チャレンジ可能だから、あまりナーバスになる必要はなかったのかもしれない。しかし自分は何ヶ月も前から指導教官に一発合格を目指せと言われており、どうしても失敗したくなかったのだ。
そういった執念のもと受けた試験だったので普段より頑張れたようだ。試験終了直後でさえ合格するか全く自信がなかったのだが、結局のところ全ての科目を無事パスすることができた。しかも総合成績が1番で100ドルの賞金をもらうことができた。我ながら素晴らしい!
結果に自信が持てなかった理由は答案を見直す時間が全くとれず、どこかでミスをすれば不合格になりうると思っていたからだ。でも点数から推測するに今回の試験においては「書けた量=点数」という等式が成り立っている。ケアレスミスで定評のある(?)自分にとっては奇跡とも言える現象だ。
さらに嬉しいことに、試験で十分な点数をとったことでいくつかの必修授業が免除になった。通常最初のセメスターは各試験科目に対応する3つのコースをとらなくてはいけず、それだけで単位数の上限に達してしまって出席やら宿題やらで大忙しになってしまう。しかし自分は代数と実解析の授業を免除されたため、代わりに集合論の授業と指導教官とのセミナーを入れることができた。つまりとうとう集合論が勉強できる!やった!!
この試験結果を指導教官に報告したところ、「おめでとう!では次の試験に向けてミーティングをしよう」という返事がきたので、次の試験とはなんだろうと思いながらオフィスに向かった。すると彼曰く、
「Qualifying ExamにはWriting Qualifying ExamとOral Qualifying Examがある。君はWritingはパスしたから、次はOralの準備をしないといけない。しかし問題がある。その試験のためには質問者として4人教授が出席しなくてはいけないが、今ロジックグループには2人しかいない。というわけでロジック以外の副専攻を決めてくれ!」
……今も副専攻を何にするかは考え中だ。
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obi (土曜日, 08 9月 2018 23:23)
さすGap!!
Eureka GAP (土曜日, 08 9月 2018 23:31)
>obi ありがと、やったね
高山 (日曜日, 09 9月 2018 01:03)
おめでとうございます。
まずは第一関門突破ですね。
gapさんとは面識はないですがブログを楽しみに見ています。
質問ですが現在ロジックグループの大学院生は何人くらいいるのでしょうか?
Eureka GAP (日曜日, 09 9月 2018 02:54)
>高山さん
ありがとうございます。楽しみにしてくださる方がいるとなれば、もう少し頑張ってブログを更新すべきですね笑
ここのロジックグループはとても小さくて、現在院生は自分を含め2人しかいません。ただ実はNYにもロジックグループがあるので、そこと多少交流があるようです。
高山 (日曜日, 09 9月 2018 21:51)
わざわざコメントありがとうございました。
地図を見たらNJとNYは近いんですね。
プリンストン大学にも行けそうですね。
大変だと思いますが勉強,研究を頑張ってください。
月見里 (日曜日, 23 9月 2018 18:21)
GAPさん、おめでとうございます!
ネットサーフィン中にたまたまGAPさんの強制法についてのpdfを拝見させていただき、
私自身は強制法についてまだ理解できていないながらも、非常に簡潔で分かりやすいと感じました。
おかげさまでモチベーションも上がり、大変感謝しております。
これからも応援しています!
Eureka GAP (火曜日, 25 9月 2018 11:12)
月見里さん、ありがとうございます!
そう言っていただけると大変嬉しいです。
このHPの数学ページも近々更新し始める予定です。