寮を申し込んでから大学に行け

 

前回の記事に続いて渡航直後のドタバタ劇。

 

渡航2日目(5/24)

 

朝6:00。朝ごはんをホテルで食べた後、今日のミッションを改めて確認した。

 

ニューヨークから大学のあるニュージャージーへと移動する。大学へ着いたらGlobal Office(留学生を全般的にサポートする部署)へ駆け込んで、寮の申し込みができておらず今晩の宿も無いからどうにかしてくれと頼む。授業登録のための実力テストが今日の14:00に入ってしまったのでそれを受験する。

 

どうしてこんな頓珍漢な状況になってしまったのか自分でも理解できないが、流れに身をまかせていたらこうなった。

 

さて、まずは今いるホテルからニュージャージーへ向かわないといけない。下調べの段階ではざっと2時間はかかりそうだった。8:00過ぎには出発した。最寄りのメトロの駅までが1.7マイルくらいだったのでちょっと歩いてみる。しかし歩き始めてすぐ分かったが、重すぎる荷物というのは本当に扱いに困る。昨日で肩が痛くなったので、少しリュックから荷物を移してスーツケースを25kgくらいにしたのだが、これくらいの重量になると少しの凹凸にも絶望的に引っかかる。歩くのがいくら好きでもこれには閉口した。力任せに引っ張っているとスーツケースがミシミシ言い始める。

 

意地でメトロにたどり着いた頃には身体もミシミシ言っているように感じられた。そこからは単なる列車の乗り継ぎだったのは幸いだった。10:30。大学の最寄り駅につく。そしてとうとうその時が…

そう、とうとう私の入学するニュージャージー州立ラトガース大学にやってきたのだ!!

 

ラトガースのキャンパスはかなり広いらしいけれども、駅からGlobal Officeまでは1マイルなかったので歩く。懲りない男だ。

 

綺麗な通りを眺めつつGlobal Officeに着いた。今までここには様々な留学生が訪れてきたはずだけれども、デカい荷物をかかえて息を切らしながら「何をすればいいのか全く分からない、ただ住むところが無い」と主張する人間が現れるのは珍しいだろう。

 

ちなみに自分の英語はかなり酷い。ここ数日の人の反応を見るに、どうやら発音は伝わるレベルに達しているようなのだが、非文を生成しているので元も子もない。相手の言うことも単語がちらほら聞こえる程度にしか理解できない。それでもなんとか自分のヤバい状況は伝わったらしい。すぐに適切なスタッフがよばれ、猛烈な勢いで各方面に電話し始めた。必要な手続きを手取り足取り教えてもらって済ませた後、車でHousing Office(寮などを管理する部署)へと送ってもらった。終始懇切丁寧でかなり感動した。

 

Housing Officeでも親切な対応を受けた。どうやら掃除済みの寮の部屋が空いたのでそこに入れるらしい。ヤッター!再び直接指示を仰ぎながら手続きを済ませ、そうこうしているうちに14:00近くになった。実力テストの時間だ。また車で送ってもらった。何をするにも車でないと動けない広さだということを理解してきた。

 

テストは1時間程度ちょっとした作文を書くだけで特に面白いものではない。略。再びHousing Officeの人に車で拾ってもらって、カードキーやらなんやらを受け取り、ようやく寮の一室に案内された。

 

ラトガースの寮は一室につき2人ないし4人が住む。すでに散らかした後の写真だが、共用スペースはこんな感じ。キッチン、バスルームなども勿論ついている。

また、ルームシェアとはいえ各々個室がある。左手に少し見えるのはベッド。

見れば分かるように案外綺麗な部屋だ。必要な家具もおおよそ揃っているのが嬉しい。さらに幸運なことに、夏休み期間とあって人がほとんどおらず、ここは1人で住めるとのこと!秋学期までのどこかのタイミングで他の寮に移ることになるようだがノープロブレム。16:30、ホームレスの危機は去った。

 

住むところは確保できたので残るタスクは授業登録。締切は明日のようだ。間に合ってくれ。

 

続く